ヴェルティメント(ザルツブルク・シンフォニー第1,2,3番)1

ハイドンやモーツァルトの初期にあっては、音楽の形式ジャンルの概念がかなり自由であったり、また曖昧であったりしたように思われる。

"ザルツブルク・シンフォニー"の呼び名でも知られているK=二六~八の三曲のディヴェルティメントは、その一端を物語るもののひとつといってもよいかも知れない。

1772年に作曲されたそれら三曲は、ペータース版の総譜では弦楽四重奏の形で明記されているが、弦楽五重奏でも弦楽合奏でも演奏されている。
構成的には、イタリアからの影響を思わせる三楽章形式のシンフォニアの形をとっており、とくに広く親しまれている二長調K一三六と最後のへ長調K一三八との二曲は、急ー緩ー急のイタリア風序曲との関連を思わせている。

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